手をつないでも(細胞と細胞が接しても)、
言葉を交わしても(デコレーションした心の欠片を渡しても)、
愛しても愛しても愛しても(怒っても泣いてもセックスしても)、

私もあなたも、他と混ざり合うことなく、ただ孤独のままなのです。

支配したい思いも、支配されたい思いも、
孤独を消すことはできません。

孤独は印。自分がそのままでいることの許可の印。
キラキラと燻るそれを、胸の奥底に大切にしまいこんで
深く長い夜を一人で味わうのです。

人も花も虫も太陽も、十分に寝かせたキラキラを心に潜ませて
明日もなんてことない顔で笑うのです。















































inserted by FC2 system